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目的への抵抗

『目的への抵抗』



 

今日は國分功一郎さんの『目的への抵抗』第一部を取り上げます。
扱われているのは、コロナ禍に起きた「アガンベン炎上事件」。
なぜロックダウンをするのか、と噛みついたアガンベンは、『ソクラテスの弁明』にある「虻」の役割を果たしていました。
さて、私たちの組織には、哲学的問いを投げかけてくれるうるさい「虻」のような存在の人はいるでしょうか?
虻はどういう人がなり得るのか?虻が健全に居続ける組織はどんな組織なのか…いろいろ問いが浮かびます。
 

ラグビーワールドカップが開幕した本日は、國分功一郎さんの『目的への抵抗』2回目。
第二部「不要不急と民主主義ー目的、手段、遊び」について考察します。 自由とは、目的から逃れたところに存在する。
目的の引力が強い世の中において、いかに目的から適切な距離感を取ることができるか。
経営において目的を意識し続けることの重要性は言うまでもないですが、
しかし目的すら忘れることができる瞬間に「人間らしさ」というのが現れるのではないかと思う次第。