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手の倫理

『手の倫理』



 

今日は伊藤亜紗さん著『手の倫理』です。
初回は、道徳と倫理の違いについて考察します。
道徳は一般論、倫理は個別論…とした時に、倫理観を養うということは、
道徳と現場の間で引き裂かれた状況の中で、悩みながら答えを出していくことしかないのです。
道徳は教室でも教えられますが、倫理は常に現場なんですね。
 


今日は再び『手の倫理』から、第2章「触覚」について考察します。
触覚は視覚と比較して、「距離」と「全体感」という観点で劣る感覚と言える。
しかし、だからこそ、触覚からしか伝わらないものもある。
このリモート、コロナ時代だからこそ、触覚という感覚を再起動する必要があるのではないか…。
そう思えた内容でした。
 

今日は『手の倫理』最終回。
コミュニケーション力というと、「記号メディア」による「伝達モード」を想像してしまうけど、見落とされがちなのは「物理メディア」の「生成モード」の対話。
「肉体関係」という言葉があるけど、なぜそこが線引きとして重要かと言えば、そこには「記号」を超えた物理的な対話が発生しているから…ということにある。
肉体を通じた対話というのは、記号なんかでは遠く及ばないリッチなコミュニケーションスタイルなのだ。