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21世紀の教育

『21世紀の教育』



 

かのダニエル・ゴールマンとピーター・センゲの共著というスゴいコラボ。
そして、この本の主旨は、子どもの教育の根幹に「トリプルフォーカス」という3つの視点を入れていこうというものです。
その3つとは、自分へのフォーカス、他者へのフォーカス、そして世界へのフォーカスというもの。
僕も教育者の端くれとして何をしているのかと問われたら、若き学生たちに「自分・他者・世界」というこれら3つの解像度を高めるための働きかけをしているのだ、という答えになるのかもしれない。
自分の理解が不足していればキャリアの迷子になるし、他者の理解がおぼつかないと悲惨な人間関係になる。問答無用で動いていく世界の構造がわからなければ、怖くて行動範囲を広げられない。
この3つを見る視点は、小さい頃からちゃんと育んでいく必要があるのです。
そして、このセオリーの背後に、彼らのお得意のEQやシステム・シンキングが組み込まれている、というのが嬉しいところ。
教育の世界にちょっとでもかすっている人がいたら、目を通すと良いと思います。

今日はセンゲとゴールマンの共著『21世紀の教育』です。
メッセージは異なりますが、世の中の見方は『アンソロ・ビジョン』と相似形。
自分と他者を理解し、そして世の中のシステムを理解する。教育の大切さに気づける一冊でござる。