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ウィニングカルチャー

ウィニングカルチャー: 勝ちぐせのある人と組織のつくりかた



例えば、体育会系の組織って、目標はどんなに弱くても「優勝」であるべきだし、個人は常に組織に貢献するべき、という考え方が支配的だったりする。
こういう「べき論」に囲まれて生きていると、ちょっと窮屈なんだけど、一方でそれに従っていればいちいち考えなくてもいいので段々楽になってくる。
だから、「勝つためにどうすべきか?」なんてことも「べき論」に従っていけば良いし、そもそも「勝つとは何か?」なんて考える必要すらない。
こういったことが、「組織的な思考停止」という状態を生み出すのですよね。

この「組織的思考停止」の何がマズいかというと、何か急激な変化が起きた時に、何をどう考えたらいいのか、ということが全くわからなくなり、一気に無力化するということ。
「当たり前を疑う」ということは、面倒くさいことなんだけど、来たるべき変化のための準備運動でもある。「なんで優勝しなくちゃいけないんですか?」という無邪気な質問にも、ちゃんと向き合って考える組織にしたいですよね。