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ビジネス書

命の経済

命の経済――パンデミック後、新しい世界が始まる



アタリは、コロナのように社会不安が起きると、安全と隷属を天秤にかける思想が出てきやすい、という警告をしている。
確かに、身を守れるのであれば自由を多少手放しても良い、と考えることは不思議ではない。そして、誰か優秀な人がうまくコントロールしてほしいと。

しかし、この世の中、どんな優秀であっても先なんて予測できないんです。
だから、優秀そうな少数に任せると、壮大にすっこけるリスクは高まる。
アタリは本書の中で「闘う民主主義」というコンセプトを掲げているけど、彼が言うように、こういう時ほどみんなでキョロキョロしながらすり足でちょっとずつ進むというのが正解なのかもしれない。
この考え方はスピード感に欠けるだろうし、決して魅力的ではないが、このような時代を生きるためには必要な知恵なのだと思う。

人智を超えたことが起きているから、誰も先のことはわからんのですよ。わかったようなことを言う人は要注意ね。