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ビジネス書

贈与のありがたさを味わおう

世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

この世の中は無数の名の知れない人の贈与によって成り立っている…なんて素敵なモノの見方なんだろう。
ビジネス書にして、久しぶりに本を読んで泣きそうになりました。

今考えると、私自身が「贈与」という概念を教えられたのは、高校時代に始めたラグビーというスポーツだったように思います。
ラグビーは、トライを取った後にトライした選手がパフォーマンスをすることは美徳に反するとされています。
なぜかというと、トライの過程には必ず残りの14人の選手の小さなプレーの存在があるからです。
スクラムなんかはその象徴で、最前線で耐え忍んだからこそ、花形選手が自由に動けた、ということなのです。

目立つ選手の陰には無数の名もなきプレイヤーからの「贈与」あり。

今から考えると、当時、顧問の先生は僕にそのような「見えない贈与の概念」を教えてくれていたのかも知れません。
そして今、改めてこの文章を書きながら、先生からの贈与を受け取りました。
僕の考えは、過去に接点のあった無数の方々の贈与によってできているのですね。



Voicyでのソロ語りバージョン。

Voicyでの対談バージョン。(3日連続)