学びデザイン Official Site

Contents Library コンテンツライブラリ

ビジネス書

『マッキンダーの地政学』をイラストで理解しよう!〜イラストNo.57

マッキンダーの地政学ーデモクラシーの理想と現実

イギリスの政治家であり地理学者のマッキンダーが第一次大戦直後の1919年に書いた名著。
地政学と言えばまずはこの本と言われる名著だが、実は原著のタイトルは『デモクラシーの理想と現実』であり、「地政学」という言葉は翻訳時の後付けです。
つまり、本人としては「地政学」はあくまでもイントロ的位置づけで、本当は、これからのデモクラシーのあり方や、国際連盟のあり方を語りたかったのかなと。

まずデモクラシーの「現実編」として地政学のアプローチでしっかり考え、その上に「理想編」として「博愛」というメッセージを重ねるという構造。
リアリズムに溢れた地政学の最後に突如出てくる「博愛」というキーワードに戸惑うけど、マッキンダーは本書を通じてこれが言いたかったはず。知らんけど。
とにかく単なる「地政学」の本ではないのだ。