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イラスト書籍理解

『High Output Management』をイラストで理解しよう!~書籍No.25

インテルの元CEOアンドリュー・グローブによる書籍。1983年に書かれた名著。
一度絶版になっていたが、新装版として2017年に復活した。
時代を経ても通用するマネジメントの極意を学ぶことができる書籍である。
特にシリコンバレーの経営陣に読まれているとのことだが、それがもし本当だとすれば、変化スピードの速い業界だからこそ、抽象化された「経営の本質」に意味を見出すのだと思う。新たなテクノロジーや新しい競合の分析、そこから生まれてくる新たな流行の経営コンセプト・・・。こんなことに大きな引力があるからこそ、「ビジネスの基本って何よ?」「人ってどうやったら動くの?」という本質的な問いが疎かになりがちなのだろう。
抽象度を高めて物事を眺めればいつの時代であれビジネスの基本は何一つ変わっていない。
そのことをグローブは冒頭の第1部に「朝食工場」というゆで卵やコーヒー、トーストを提供するカフェの事例というか比喩を使いながら示している。
ここでもしグローブのいたインテルを例にとった「半導体工場」だとしたら、おそらくこの書籍はここまでのロングセラーにならなかっただろう。
ビジネスの本質の理解に行く前に、半導体ビジネスそのものの理解のハードルがあるとともに、どうしても古臭さを感じてしまうことは否めないはずだ。この冒頭の事例で、グローブが敢えて「朝食工場」という分かりやすいカフェビジネスにまで抽象化したことに、この書籍がロングセラーになったポイントがある。
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