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『WIRED Vol.33』:MIRROR WORLD

WIRED(ワイアード)VOL.33

きましたよ、WIRED。
今回の特集は「MIRROR WORLD」。
AR(拡張現実)技術が生み出す新たな世界がテーマです。

さて、冒頭には、内容とちょっと関係ないことを少々。
雑誌のデジタル化がどんどん進んでいますが、WIREDに関しては圧倒的に紙の本をお勧めします。
ボリューム感あるし、持ち運びはそれなりにかさばるんだけど、至る所に紙としてのこだわりを感じるんです。
表紙も東京タワーが輝いているし、背表紙も輝いているし、中の用紙の質が急に変わったり・・・、まあ中身とは関係ないところでいろいろこだわってらっしゃる(笑)。
ついでに言えば、アート的な写真もふんだんに入っているし、急にページの向きが変わったりするし、背景がピンク色になって文字が見にくくなったりするんだけど、そんな読みにくさも含めて全て「WIRED感」なんです。

ページをめくると、そこには新しい世界。
テクノロジーのワクワク感と、「こんな世の中になって大丈夫なの?」というちょっとした不安感。
WIREDの雑誌の視覚、触覚を通じてそんな微妙な気持ちが刺激されるんですよね。



ってことで、テーマとは関係ないことを熱く語ってしまった(笑)

さて、今回はミラーワールドというテーマ。
カメラやセンサー技術が発達した結果、現実の都市が全てデジタル化されて、デジタル技術で再構成されるもう一つの世界。
これがミーラーワールドの正体です。
すでにポケモンGOやARヘッドセットを通じて、その片鱗は見えていますよね。

これから、全ての道路、建物、部屋といった物理的なモノがIoTによって完全にデジタルに置き換わっていきます。
そこで出来上がったデジタルワールドは、「テキストを検索するように物理空間を検索できるようになる」と。
そして、過去の景色もデータに残るので、スワイプひとつで過去の景色にも遡ることができる。

歴史は動詞になる」のです。

このKevin Kellyが書く世界観にノックアウトされました。
Kevin Kellyは『〈インターネット〉の次に来るもの』という名著を出しましたが、彼は言い切ります。

インターネットの次に来るものは、ミラーワールドだ!」と。

おそらくこの世界観、まだイメージできないことばかりですが、もう少し先になったら当たり前になるんだと思います。
​​​​この世界の中で自分は何をしているのか、そんなふわふわしたことをどこかで誰かと語り合いたいなぁ。

追伸:最後の方に、これまた大好きな「マッシブ・アタック」の記事があったんだけど、これまたぶっ飛びすぎていていい意味でよくわからなかった(笑)​​
記事の意味は全くわからなかったけど、『MEZZANINE』がまた聴きたくなった〜