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映画・書籍レビュー

『アパレル・サバイバル』を読んで

アパレル・サバイバル

ファッション業のプロが書いた本書。
キャリアをよく見ると、「ファッション専門店の在庫適正化の独自ノウハウを最適化した」ということで、行間からその専門家ならではの迫力を感じます。

なので、アパレル業界に間接的でも関わっている人は、読んでみた方がいい一冊。



では、僕のようにアパレルに関わっていない人はこの本をどう楽しめるのか。
実は、この書籍、アパレルについて書いているようで、最後の方はものすごく広がりのある話に展開していくというところがポイントです。

なので、決してアパレルに限定した話ではありません。

つまり、アパレル業というより「小売業全般」の話。
さらに、アパレル業というより「人が服を着るということに関わるビジネス全般」の話。

ということで、
・人はなぜモノを買うのか?
・モノを買う時にどんなストレスを感じるのか?
・買った後にどんなストレスを感じているのか?
といった「そもそも論」に立ち戻った考え方が面白い。

こうして考えると、アパレル業というのは、

服を作ってどれだけ正価で売り切れるか

というだけの戦いではなくて、例えば

クローゼットの中にある服という極めてパーソナルなデータを預かることができるかどうか

という戦いになる、っていう将来像の描き方にはいろんなヒントがあります。

ビジネスの将来像を描けって言われている人は、無理して見えない将来を見るのではなく、むしろ「そもそも論」に戻って本質に立ち戻るということの方が大事なような気がします。

こういう汎用的な「視点」を与えていただいたのが、アパレル業にいない僕の最大のお持ち帰り。
ってことで、アパレルの人でもそうでない人も楽しめる本かも!