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映画・書籍レビュー

『奇跡の会社』を読む 〜『THE CULTURE CODE』の実践編として

奇跡の会社

献本いただきました。
いや、この本、会社のポストに入ったまま全く気づかず・・・失礼しました。
急ぎ拝読させていただきました。

結論から言うと、全くの偶然なんだけど、今日書いた『THE CULTURE CODE』の実践編という感じ。

この本の題材は、スチューデント・メイドという会社を起業した女性社長の成長ストーリー。
起業とは言っても、今時のIT企業ではなく、学生を派遣して家やオフィスを清掃する、という極めて労働集約的な地味なビジネス。
ビジネスモデルそのものは決して筋が良さそうではないのですが、一般的に劣悪と言われるこの仕事において、なぜか学生の定着率は異常なまでに高く、大人気。
のべ数千人の学生を雇用するまでに成長したそうです。



その大きな理由のひとつは、なによりも社長が弱さを見せることを躊躇しない、ということ。
まあ言ってしまえば、失敗ばかりしているのです(笑)
それが理由で、学生スタッフ60人のうち45人が集団で辞表を提出する、なんてことも。
しかし、この社長のすごいところは、失敗を失敗、弱みは弱みと認め、そこから学習すること。
恐ろしいほどの学習能力の高さです。

THE CULTURE CODE』には「弱さ」をさらけ出すことの重要性が書かれていましたが、このストーリーからは、その弱さから来る失敗を糧に学んで数日後には笑い飛ばす、という、むしろ「弱さ」が一周して凄まじいほどの「強さ」を感じます。
安定感はないのですが、だからこそ何かしてあげたくなるし、この人の側にいれば自分も成長できるんじゃないか、いやもっと言えば「冒険」できるんじゃないかと感じさせるキャラクターなんだと思います。見たことないから知らんけど。
(と思ったらTEDに出てた。頭の中のイメージと全く違って驚いた!)



ということで、何だか楽しそうな会社と社長の冒険物語。
この会社の第2章、第3章を期待したいな。

たまにはこんなスケールしにくい会社の葛藤ストーリーもいいもんですね。