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『効率を超える力』を読んで「働き方改革」を考える

GREAT @ WORK 効率を超える力

最近書店でちらほら目にするので買ってみましたこちらの本。
限られた時間の中でいかに生産性を高めるか。そのための7つのコツが書かれています。
そこそこのボリュームがありますが、内容は極めて平易でさっと読めます。

「残業はするなよ!」

(・・・でもちゃんと成果は挙げ続けろよ!)

という矛盾の板挟みになっている人は一度読んだ方がいいでしょう。
生きたヒントがいっぱいあるはず。



では7つのコツとは何か?
個人と対人に分けた形で整理すると、こんな感じになります。

***

『個人の仕事の効率を上げる編』
1)優先すべきことをいくつかに厳選し、そうして選んだ分野に大きな努力を注ぐ
2)あらかじめ定められたゴールに到達するだけでなく、新たな価値を生み出すことに重点を置く
3)機械的な反復練習を避け、技能を伸ばす練習を行なう
4)自分の情熱を強い目的意識と一致させられる役割を探し求める


『対人との仕事の効率を上げる編』
5)他者の支援を得るために心理戦術をうまく使う
6)無駄な会議を減らし、参加する会議では白熱した議論が必ず起こるようにする
7)部署横断プロジェクトに参加する場合は、どれに参加するかを注意深く選び、生産性の低いプロジェクトははっきりと断る


***

うむ。それぞれ言葉だけを見ると、「どこかで聞いたことあるような」話ばかりではあります。
実際に前半の4つの話は、『やり抜く力 GRIT』と多くの点で共通項が見られます。(実際に引用もしているし)
しかし、職場の強烈な引力に引っ張られて「読んでもすぐ抜けてしまう」ということも事実。
だからこそ、リマインドの意味でこの手のメッセージは読み続けることが大事なんじゃないかと思う次第です。

こういう私自身も、「あ、やべ」「そうそう、これやんなきゃ」と思うことがたくさんありました。
特に1つめの原則。「やるべきことを絞って、徹底的にこだわる」という原則は、必読だと思う。

ここからはかなり自分の意訳も含めて「原則1」について語ると、

A)自分のキャリア・仕事の中のセンターピンを探す
B)それだけに時間を費やすということを宣言する
C)それを実現するための具体的なスケジューリングを設計する
D)センターピン以外の依頼が来た場合は勇気を持って断る


みたいなことかな、と。
で、これはひとつの必殺技を身につけるための法則じゃないかと思います。

じゃあ、なぜこれができないか。
結局のところ、この裏返しを仕事でやっているからなのです。
つまり、

A)自分のキャリア・仕事の中のセンターピンを全く考えない
B)それだけに時間を費やすということを宣言しない
C)それを実現するための具体的なスケジューリングまで踏み込まない
D)センターピン以外の依頼が来た場合、断らない


ということですよね。

あぁ、そんな自分の姿、想像できます・・・。

ということで、この手のことは一度読んでもすぐに忘れてしまうので、「耳タコ」ならぬ「目タコ」くらいに手変え品変え読み続けていかなきゃいけないのだと思いました。
「働き方改革」の難題に直面している人、自分のキャリアに悩んでいる人などにオススメ。