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『ビジネスの限界はアートで超えろ!』を読んで

最近絵(というか落書き)を描くことが仕事の一部になりつつありますが(笑)、少しずつ脳みその使い方が変わってきたなと感じる瞬間がよくあります。
「文字」や「言葉」を使っている時は、ロジックのつながりを重視しながら頭を動かしているのですが、絵を描いている時は、非常に感覚的です。
「どうしてこういう文章にしたの?」という問いには自分なりに答えられる気がしますが、「どうしてこういう絵を描いたの?」と言われたら、「なんだかそう手が動いたから」という答えしかできないような気がします。
おそらく、「文字」を書く時に使う脳みそと、「絵」を描く時に使う脳みそがちょっと違うのかなと。
だから、近著である『ビジネス書図鑑』のように、文字と絵を両方使って何かを表現する時は、2つの人格が脳内でツッコミ合うような場面がよくあったりするんですね。

そんな感触をモヤモヤと持っていたためか、本書『ビジネスの限界はアートで超えろ!』には「そうなのか、やっぱり!」と膝を打つことが多かったです。
絵を描いたり、手を動かしながら何かを生み出す行為、というのは、凝り固まった能力を再起動させるきっかけになるんですね。



そして、この本における一つの大きなお持ち帰りとしては、
「アート」「デザイン」「サイエンス」「テクノロジー」
という4つの概念の明確な整理です。

この4つの概念の違い、語ることができますか?
僕はできませんでした。
特に、「アート」と「デザイン」なんて、結構曖昧な切り分けのまま使っていたと思います。

実は「アート」も「デザイン」も、それぞれ「感性」がベースになっているという共通項はありますが、

・アートはアーティストが自分の中にある思考を表現するもの(内発的な創造行為)であり、
・デザインは依頼者の課題を解決するもの(外発的なソリューション提供行為)である

という整理がこの本の中でなされています。
したがって、アートのセンスを高めることは、内発行為に繋がるために、結果的にゼロからイチを生み出す能力に繋がっていくわけなんですね。

この本を読んで、銀メダリストの末続慎吾選手が、古武術にヒントを得て走法を変えたことで限界を突破した、ということを思い出しました。(随分古い話で恐縮ですが。)
それと同様に、「ロジック」の世界で限界を感じている人がいたら、「アート」の世界に何かのヒントがあるのかもしれません。
僕ももう少しアートの世界に精通してみようと思いました。
お絵かき、ちゃんと習おうかな!